平標山は谷川連峰の西端に位置し、春の雪解けとともにさまざまな花が咲き、季節の移り変わりとともにその顔ぶれが変わります。小屋のある標高1,650m付近から森林限界になり、一気に展望が開けると、笹や草の揺らめく斜面にぽつりぽつりと低灌木が浮かぶ、のんびりとした雰囲気の山です。
平標山の家は、平標山頂から300mほど高度を下げた場所にこじんまり建つ昔ながらの山小屋です。電気はほぼ無し、客室にはランプが灯ります。山からの湧き水があり、部屋は大部屋スタイル、夕食を食べてのんびりしたら20時には消灯です。静かな山の時間をお過ごしください。
平標山の家では発電は太陽光のみ。これを蓄電しトイレの照明や小屋の電話の充電に用います。できるだけ自然そのままの空間を味わいたい、と小屋番自身が思うから。鳥の声や風の音、草や土の匂い、花の香りに意識を向けると心が落ち着きます。まかなうだけの電気がないから冷蔵庫も冷凍庫もありません。
食材や飲み物・お土産品などはすべて歩荷で山小屋まで運びます。ヘリは使わず、歩荷でできる範囲で営業をしています。売店営業はささやかです。夕食・朝食ともに保存のきく野菜中心の食事になります。不便と感じる点も多々あるかもしれませんが、普段の便利との対比をお楽しみいただけたら。また、生ごみやトイレの紙などを含むすべてのごみを背負いおろしています。ご協力をお願いします。
・令和6年度の小屋泊まりの予約は4/1より開始します。
・予約方法は電話のみです。
TEL 090-7832-0316(受付時間8:30~15:30)
・ご予約の際、以下の情報をお聞きしますので、あらかじめご準備ください。
1. 代表者氏名
2. 連絡先(携帯電話をお持ちの方は当日連絡のとれる携帯電話番号)
3. お住いの都道府県
4. 男女別人数
5. 食事の有無
6. 利用登山口とルート
〇営業期間は、4/27(土)~10/26(土)です。
※営業期間外について
・避難小屋利用可 休憩・宿泊できます。(梯子をつたって冬季入口より入ります)
・トイレ(避難小屋内)使用できます。(梯子使用します)
・水は小屋脇に出してあります。